
第30回全国済生会糖尿病セミナー
世話人 松尾 靖人
済生会熊本病院 糖尿病内科
この度、第30回全国済生会糖尿病セミナーを2024年8月17日(土)に熊本市で開催させていただくことになりました。熊本での開催は前回2013年の第20回から11年ぶりになりますが、再び節目の回を当院で担当させていただくことを誠に光栄に感じております。また、コロナ禍によりここ数年は完全Webまたはハイブリッド形式での開催を余儀なくされていましたが、今回は十分な感染対策を行った上で現地開催を予定しています。久しぶりに多くの皆様と顔を合わせて活発なディスカッションが行えればと思っております。
さて今回のセミナーのテーマは「チームで創る糖尿病診療の五輪書〜誰一人取り残さない医療を目指して〜」としました。近年、糖尿病診療の発展は目覚ましく、次々と新しい薬剤や血糖モニタリングシステムなどの医療機器が開発され、素晴らしいエビデンスが確立されてきました。一方、SDGsという概念はすでに広く浸透しましたが、“すべての人に健康と福祉を”という目標に対して、現実的には血糖管理目標に到達できず、合併症により“糖尿病のない人と変わらない寿命とQOL“を達成できない場合もしばしば見受けられます。糖尿病診療に携わる医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、臨床検査技師など、多くの職種が”ONE TEAM”として知恵を出し合い、剣豪宮本武蔵が熊本で書き遺した兵法書になぞらえて糖尿病診療版の”五輪書“を創造できればと願っています。
ご存知の通り熊本は近年大きな地震や豪雨など度重なる天災にみまわれましたが、皆様のご支援もあり着実に復興をとげております。また、熊本は東に阿蘇、西に有明海を望み、森の都とも水の都とも称されます。8月の暑い時期ではありますが、皆様には是非ご来熊いただき、雄大な自然や美味しいたべものを味わっていただければと思います。皆様と熊本の地でお会い出来ることを楽しみにお待ちしております。